山の救急法
ファーストエイド=応急処置
最優先は止血と呼吸困難の改善
気道が確保されて呼吸しているか?脈は安定しているか?
血液量
人の血液量は体重の8%
50キロなら50キロ×0.08=4キロ
血液1000ml=1キロ 4キロ=4000ml
で4000mの血液が流れている。
全血液の20%を失うとショックを起こし、30%失うと死ぬ。
4000ml×0.3で 1200mlの出血で死ぬ
傷
汚染してる場合まず洗浄。ひどいときはすぐに塞がない。
続いてガーゼやタオルで圧迫。
持続で圧迫するときは、丸めたタオルなどを上に当て包帯または布で巻く。
傷の閉鎖はテーピングテープなどで傷に貼る。
蝶々の形にするとより強固
骨折
皮下骨折と開放骨折がある。
皮下 最も痛がる所を親指で強く押す。声をあげて痛がるようなら骨折の可能性あり。
開放 受傷後6時間以内の手術必要
周囲を洗浄し固定
転倒して手をついた→橈骨遠位端骨折
手首の見た目がフォークのように
尻餅→腰椎圧迫骨折
足を滑らせて転倒→大腿骨頸部骨折
肩から転倒→鎖骨骨折、肩関節脱臼 肩の側
方はへこみ前はふくらむ
転倒して胸をうつ→肋骨骨折 肋骨神経が走行してるの
で痛みが強い。肺を傷つけると呼吸
困難を訴える。
足首をひねる→足関節捻挫や骨折
下腿を強打→下腿骨骨折
指をついた→突き指、指関節脱臼
早期の固定の理由
痛みの軽減 筋肉に引っ張られてのずれを防ぐ。血管や神経の損傷を防ぐ
固定の注意事項
神経の圧迫や血行障害に注意 手や足先を確認
固定法
股関節や大腿骨
肋骨 最大呼気で
指 隣の指とテープ固定
脊椎骨折 首、背中、腰の強い痛み 神経麻痺
握力左右差、感覚の左右差、下肢の動き
ダラリとしていないか
足首捻挫 痛み、腫れ、内出血
固定、冷却、休む(体重をかけない)
高く挙げる
低体温症
体温を1番奪うのは対流である。つまり風に吹かれること。
低体温で怖いのは意識障害が起こること。
血液の温度が下がるとヘモグロビンから酸素が離れにくくなる。そのため脳が酸素欠乏となり意識障害を起こす。
低体温を防ぐには、体温を奪う4つの条件を失くす。
対流→かぜにあたらないように
伝導→冷たい床をさける
蒸発→濡れた衣服を脱ぐ
放射→肌を覆う
熱を作るために、高カロリーのものを摂取する。
物品
テーピングテープ、水、ボトル、ガーゼ、三角巾みたいな布、小さなハサミ
+
テント カロリー取れる食物 鎮痛薬
高所では
酸素が少ない→補うため血液が増えドロドロとなる。それに疲労・激しい運動・ストレスが加わり心臓や脳がつまりやすい。また、ハァハァ息をすることで過呼吸となりアルカローシスとなる。しびれや意識障害。また、肺に血液がたくさん送られるためにあふれ出し肺水腫となることもある。喘鳴や呼吸困難。
あとは、ぎっくり腰や膝の靱帯損傷