熱中症の話
「子供が熱中症かも?!どうする?」
まだまだ暑い日は多く、そんな中うちの子供は今日も元気に
サッカーの試合をしています。試合が終わるとぐったりしてる子も多くみかけます。中には途中で具合が悪くなり、先に帰る子も時々います。それらは、軽ーく熱中症になっているのかもしれません。
熱中症とは?
主な原因は、多量の発汗です。暑い中、動いているうちに意外と汗をかいていて具合が悪くなる。汗とはもちろん水です。体の水分を出している。水と一緒に塩分も出ていきます。
つまり、体の水分と塩分が足りなくなることで、体に障害が出るのです。
スポーツドリンクを飲むのは、この足りなくなる水分と塩分を補給するためです。ポカリなどのなんとなくしょっぱいのは塩分が入っているからです。
どんな障害が?
筋肉のけいれん
塩分は体の中でナトリウムとして様々な働きをしていますが、その一つに筋肉を収
縮させる働きがあります。塩分が不足することで、筋肉をうまく動かせなくなり、つったり、けいれんを起こしたりします。
めまい、頭痛、疲労感、意識が遠くなる
塩分と水分が減る・・ということは血液量が減ります。その結果、脳への血流不足が起こります。
吐き気
おなかの中で食べ物を消化するための液も減ります。その結果、胃腸の働きは弱くなり、吐き気へとつながります。
体温の上昇
人間の体は、汗をかくことで体の熱を逃がしています。そのため汗をかくことができなくなると体温は上昇していきます。そして41度以上が続くと体の細胞に障害が出てきます。
要するに!!
熱い中動いてて、ぼーっとしたり、吐き気があったり、足がつったり、頭痛がしたりなどあれば、体を冷ますことです。
冷ますには、水分塩分を補給し、汗を出す、涼しい場所へ行く、涼しい風を浴びるなど。
体を触ってみて熱く感じたら体温を測ってみる。40度以上なら危険です。早急に体の熱を下げる必要があります。
病院に行った場合、
ひどくなければ、ナトリウムなどが入った点滴をされます。
意識がないなど症状がひどければ、酸素が投与され、呼吸が止まりそうなら喉に管を入れられて人工的に呼吸をされます。
死ぬこともあります。
血液が足りなくて体の各臓器が障害されたり、体の中のナトリウムなどのバランスが狂ったり、細胞が障害されたりすれば、若い元気な人でも死ぬことがあるので要注意です。
終わりに
幼い子供を救えるのは、一番身近にいて、いつも見ている親、または周囲の大人にかかっています。熱中症なんてくだらないことで未来ある子供を失わないよう、いつもと何か違うことがないかよーく観察しましょう。