鬼畜の家
読了!
怖かった〜😂 読んでる間も読み終わった後もしばらく虚脱感に襲われました。
3件のケースが出てくるのですが、いずれも酷い虐待、酷い子どもたちの環境、殺される子どもたち。
事件を表面的に書いてるだけではなく、なぜ起こったのか?それが丁寧に書かれている。
3件とも、虐待してる側の親もまた酷い環境で育ってきていた。
自分がごく普通の家庭を知らないため、いざ自分が家庭を持ってもどうすればいいかがわからない。その結果、愛していたはずの子供を殺すことになってしまう。
なんとか子どもを救えるチャンスがいくらでもあったような気がするが、それはあとから振り返ればそう思うだけで、実際には周りの人も「人の家庭だし…なんとかやってるだろう…なか良さそうだった…」などいつの間にか救える機会は通り過ぎている。誰かがあと一歩救いの手をさしのべれば、あと一歩どうなってるのか調べてみれば、子どもたちは死なずにすんだのかもしれない。
なんかおかしいと思ったら、そのままにせずきちんと調べることが大切だと感じた。
また、生まれ持った性格だけでなく、生育環境次第でその後の人生が大きく変わる。
あれ?この人なんか変って思ったときは、その人の生育環境を調べてみるといい。