ベストプログラミング  byゆじん

子育てのために健康・医療を独学中。サッカー、ランニング、健康についてわっかったこと発信

遺体

読み終わりました。

遺体: 震災、津波の果てに (新潮文庫)

遺体: 震災、津波の果てに (新潮文庫)

 

 

遺体を掘り出す人、搬送する人、安置所で管理する人、安置所を訪れる人に対応する人、死体検案する人、葬儀屋、火葬場、避難所の設置、避難民の世話、食料など集める人、炊き出し、ケガの手当、病院への搬送、供養する人、瓦礫を片付ける人、などなどやることは山ほどあり、人手も必要。もちろんそれぞれ自分が職業としていたことが得意であり、そうでない人もそれぞれいま自分ができることを必死にやっている。

じゃー、自分がもし災害にあったら何ができるんだろうか…

一応身体は丈夫だし、走ってるし…

けが人の救助や遺体の搬送、簡単なケガの手当て、具合が悪そうな人の世話、精神的にショックを受けているひとの話を聴く、食料などを探しに行く、などかな思いつくのは。

必要物品

「食料と水の確保、毛布

安全靴 手袋 ライト」   まず最低限でもこれらはあったほうがよいと思った。

 

発生後72時間でどれだけ助けれるかが生死をわける。

 

最初は遺体が横にいるだけで慄いていた。しかし数が増加するにつれて見慣れた風景となりものとしかかんじられなくなった。遺体は人に声をかけられるだけで人間としての尊厳を取り戻す。 

この一文が心に残った。何がって言われるとうまく説明できないけど。あと

火葬されやっと家に帰れる。仏様になるまでに49日ある。その間は家族と楽しい時間を過ごす。仏様になってからは家族を温かく見守る。

これも。

もし親しい誰かを亡くしたとき、自分はこう考えることでわずかだけど気が紛れるような気もする。