ねじ子とパン太郎のモニター心電図
読み終わりました。医学用語が多く難しかったです
モニターだけではよくわからないため十二誘導をとる。
モニターの見方
実際患者の状態はどうか?
胸痛や呼吸困難
血圧、spo2
実測
まずQRSのリズム。
次にP波→洞房結節や心房の異常
次にQRSの形、幅
PとQRSのつながり。毎回同じ間隔か→房室結節の異常
ST変化
心停止4つの波形
VFとVT→AED
無脈性電気活動(PEA)と心静止
心停止があれば心マ開始しAEDを用意
脈が戻れば心マは中止し血圧を見ながら要観察
アドレナリンやドパミンを使うかも
ルート、シリンジポンプの準備
心拍が戻れば原因検索→心カテ、エコー
VT
心室の異常興奮が3発以上続いたもの。PVC3発以上
症状:動悸、呼吸困難、意識消失、めまい
Vfになる可能性ありAED準備
意識消失は即CPR
PVC
Lown分類
0 なし
1 散発 30/時間
2 頻発 30↑/時間
3 多源性
4 2連発 3連発
5 R on T
3以上注意。VfやVTにどれくらい以降するか?
発作性上室性頻拍PSVT
頻拍+QRS正常 RR等間隔 洞性頻脈とモニターだけでは区別しずらく十二誘導必要
上室のリエントリーが原因。指令が速すぎて心室の収縮が間に合わないことがある。そのため症状は2通り
1 収縮間に合う、でも速いので動悸
2 収縮間に合わず、息切れ、血圧低下、めまい、意識消失
機械的迷走神経刺激法が効くことも
頸動脈洞マッサージ、眼球圧迫
抗不整脈薬→ルートの用意
心房細動Af
RR間隔ばらばら。心房内で血液が滞留するので血栓ができやすい。抗凝固薬を使用。脳梗塞や出血に注意
心拍出量は30%も低下するので心不全を誘発しやすい
洞性頻脈
100↑ 交感神経は心拍を早くする。洞結節のペースメーカーが早い。
心臓以外の原因を考える。
運動、緊張、不安、ストレス
熱、脱水、貧血、低血糖、痛み、低酸素など
房室ブロック
PQ間隔 0.12-0.2秒
PQ間隔(房室結節)に異常が出る。
1度→遅れは一定 迷走神経の過緊張
2度→モビッツ1.2 徐々に延長、ついにQRSなくなる
P:QRSか2:1以下つまり洞房結節の興奮が半分
以下しか伝わらない→高度房室ブロック
3度→完全房室ブロック 心房から心室への興奮が
完全に遮断。房室結節からの補充調律により
QRSはでるが徐脈。
波形をみて「遅い」→狭いQRSなのでAfか?と考え
Pを探すと一定に出てる。ブロックだ…と。
ショックになることも。AED用意。十二誘導、ルート
心エコー
狭心症
冠動脈が狭くなっても心臓の酸素消費量をまかなえれば
症状は出ない。運動や興奮で心臓がガンガン動いて酸素消費量が上がったとき虚血になる→労作性
冠動脈が攣縮を起こす→冠攣縮性
胸痛、胸部圧迫感、肩こり、背中痛など
モニターだけではわかりずらく十二誘導
救急カート、AED、さるも、ニトロ
陳旧性心筋梗塞
異常Q波
電解質異常
5.5↑高K 7↑ Vfなりやすい
筋力低下、脱力、しびれ
採血、血ガス、十二誘導、救急カート、AED
低Ca→STが長いとQT時間に影響しRonTになりやすい
QT時間0.35〜0.45(7.5〜11マス)
ペースメーカー
ジキタリス中毒
- 洞結節を抑制
- 洞結節以外の場所からの興奮がやたら起こる
- 房室伝導を遅らせる
この3つが組み合わさリ多彩な不整脈を起こす
STについて
心筋細胞は収縮、収縮直後(不応期)、命令待ちという3つの状態を繰り返している。ST部分は収縮直後で電気的に中性となってるはず。イオンを徐々に汲み上げて充電することを分極、汲み上げたイオンを放出することを脱分極。脱分極は刺激が伝わってきたということ。それにより近くの筋肉は収縮する。ST部分は電気的に中性であり本来は基線に一致するはず。そうでないときは、まともじゃない心筋がどこかに混ざっているということ。炎症して死にかけや死んでたりする心筋が今まさに存在する!ということになる。