目の前の物を利用する!
読み終わりました。
重く苦しい本でした。島に流れ着き12年も何もない島で過ごす話。
水の大切を改めて思い知らされました。水がない間は海水を飲むんですけど、それはやっぱり塩っぱすぎて身体に様々な影響が出てくる。海水を蒸発させようにも沸かそうにも道具がなくできず…じゃーどーしたか?
雨水を飲んでました。器にためたり、地面を掘って底を漆喰で固めて貯めたりして…それで12年も😳
食べ物は主に鳥。叩き殺して生で。鳥は年中いるわけでないので、干物にもしてました。あとは貝や魚。
鳥だけ食べてあまり動かずずっと洞窟で過ごしている人は死にました。何かの病気で。鳥だけでなく貝や魚も食べ、それを取るために外に出て身体を動かしてた人は生き残りました。
つまり動くこと、日を浴びること、バランスの良い栄養が大事みたいです。
何もない島です。でもゼロではありません。
鳥や魚、土に埋まってる釘、流れ着く材木、かろうじて所持していた道具、鳥の羽根、木の皮、鳥が産んた卵とその殻などなど。
「目の前にあるものを見逃さずどう利用するか」と「利用できる知識」が大切であると思いました。
災害に備えていろいろ用意してても、それを持ち出せなかったら意味ありません。災害セットをお金をかけて揃えるくらいなら、その時間とお金を知識と経験を蓄えることに使いたいと思いました。